天然温泉の泉質は9種類に分類でき、それぞれ特徴や効能が違います
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単純温泉(旧泉質名:単純泉)

1キログラム中で溶存物質の含有量が総量1000ミリグラム未満のもの。

特に病後回復期や外傷後の療養によいとされています。そのほかストレス解消や健康増進などにも効能があります。飲泉は軽い胃腸病や慢性便秘などに効きます。

日本国内で最も一般的な泉質です。無色透明、無味無臭で肌触りが柔らかく刺激が少ない特徴を持っています。そのため、子供から高齢者まで安心して入浴できる最も入りやすい湯といえるでしょう。鬼怒川をはじめ宇奈月別府など「名湯」がたくさん存在します。

塩化物泉(旧泉質名:食塩泉)

1キログラム中に溶存物質を1000ミリグラム以上含み、そのうち陰イオンの主成分が塩化物イオンのもの。

殺菌力が強く、血液の循環を促進させる効果も高いです。そのため浴用では関節痛や筋肉痛などの症状を和らげる鎮静効果を期待できます。飲用では胃液の分泌を促し胃腸病や慢性便秘などに効きます。

単純温泉と並ぶぐらいポピュラーで、掘削技術が進む前までは最も多かった泉質です。非常に湯冷めしにくく、体がよく温まりやすい特徴を持ちます。それは湯の中に多く含まれている塩分が皮膚に膜を作り保湿効果を高めているためです。別名「熱の湯」と呼ばれています。代表的なのは熱海塩原和倉ですね。

硫黄泉(旧泉質名:硫化水素泉)

1キログラム中に総硫黄を2ミリグラム以上含有するもの。

毛細血管を広げ血圧を下げる効果や、皮膚の角質を軟化溶解する作用があります。療養に向いている泉質ですが、刺激が強いため乾燥肌の方には不向きな泉質といえます。飲泉は糖尿病や痛風、便秘などに効能があります。少々効きすぎるため下痢の方は控えましょう。

ゆで卵が腐ったような独特の臭いと、白濁しているお湯が特徴的です。硫化水素を全く含まない硫黄泉と、これを含む硫化水素泉の2種類に大別されます。個性的で刺激も強く、情緒をたっぷりと感じさせてくれる泉質です。昼神雲仙銀山が有名です。

炭酸水素塩泉(旧泉質名:重炭酸土類泉、重曹泉)

1キログラム中に含まれる含有成分が1000ミリグラム以上あり、陰イオンの主成分が炭酸水素イオンのもの。

アルカリ性の成分が多く含まれているため、脂肪分や分泌物を洗い流し皮膚の表面を柔らかくする効果があります。そのほか火傷や切り傷、慢性皮膚病などの痛みをやわらげて炎症を抑える効能も期待でき、飲用すれば慢性胃炎によく効きます。

入浴すると肌がしっとりと滑らかになることから女性にとても人気があります。一般的に「美人の湯」や「美肌の湯」と呼ばれるものはこの炭酸水素塩泉を指す場合が多いです。和歌山県の白浜龍神、佐賀県の嬉野などが代表的です。

二酸化炭素泉(旧泉質名:炭酸泉)

1キログラム中に遊離炭酸を1000ミリグラム以上含有するもの。

高血圧や心臓病によく効くことから「心臓の湯」とも呼ばれています。飲泉は胃腸を刺激する効果があり、便秘や食欲不振によく効きます。ただし、下痢の時は控えたほうがよいでしょう。

炭酸ガスが多く含まれているため別名「泡の湯」と呼ばれている泉質です。入浴すると無数の小さな気泡が身体に付着します。それが毛細血管を広げ血液の循環をよくし、血圧を下げる効果を生みます。温度はほかの泉質に比べ低温なのですが、保温効果に優れているのが特徴です。そのため湯上がり後も身体はポカポカしています。大分県の長湯が特に有名です。

含鉄泉(旧泉質名:鉄泉、緑礬泉)

1キログラム中に総鉄イオンを20ミリグラム以上含有するもの。

造血作用が促進され、貧血症に抜群の効果があります。鉄分は栄養素の中でも特に吸収されにくい成分なので不足気味の方におすすめです。保温効果も高くとても温まるため、更年期障害など女性に多く見られる症状にもよく効きます。

その名の通り鉄分を多く含んでいます。湧き出した時には無色透明なのですが、空気に触れると酸化して不透明な褐色に変色するのが特徴です。この湯は別名「赤湯」と呼ばれており有馬の金泉がその代表格といえるでしょう。そのほか鳴子長良川が人気です。

硫酸塩泉(旧泉質名:石膏泉、芒硝泉、苦味泉)

1キログラム中に含まれる含有成分が1000ミリグラム以上あり、陰イオンの主成分が硫酸イオンのもの。

血行をよくする働きが強く、高血圧や動脈硬化などによく効きます。古くから傷を癒す泉質として伝えられており、薬効が高いことで有名です。そのため別名「傷の湯」と呼ばれています。痔に良い泉質でもあり、飲泉は便秘などに優れた効果があります。

含有成分によって3種類に分類することができます。ナトリウムを多く含むものは芒硝泉、カルシウムを多く含むものは石膏泉、マグネシウムを多く含むものは正苦味泉です。各々効能に少し違いをもっています。色はいずれも無色透明で、口に含むと強い苦味があるのが特徴です。有名なのは伊香保山代土肥です。

酸性泉(旧泉質名:明礬泉)

1キログラム中に水素イオンを1ミリグラム以上含有するもの。

湿疹(しっしん)や水虫、ニキビといった慢性の皮膚病に非常に効果的です。抗菌力があるため疥癬(かいせん)やトリコモナス膣炎などにも良く効きます。ただし刺激が強過ぎますので、肌の弱い方は湯ただれを起こす恐れがあるので注意しましょう。入浴後はシャワーなどで十分に洗い流し、きちっと体を拭く配慮が必要です。

硫酸や塩酸がたくさん含まれていて刺激の強い泉質です。とても殺菌力が高く、肌を剥がすことによって新陳代謝を促進します。このような特徴から「直しの湯」「仕上げの湯」と呼ばれています。江戸時代には湯治で荒れた肌を治癒するのに利用されていました。草津が最も知られていますが、蔵王も名湯として定評があります。

放射能泉(旧泉質名:ラジウム泉、ラドン泉)

1キログラム中にラドンを3ナノキュリー以上含有するもの。

昔から「万病の湯」と呼ばれ療養向けの名湯として有名です。糖尿病やリウマチをはじめ、様々な病気に効果があります。また、尿酸を尿から出すので「痛風の湯」としても広く知られています。飲泉すれば尿結石に抜群の効能を発揮します。

一般的に放射能といえば有害で怖いイメージを抱きがちですが、湯に含まれるラドンは湧出後空気中に散るため心配はいりません。むしろ超微量の放射能は生命の活力を刺激し、健康に役立つことの方が多いといわれています。他の泉質と比べ数が少ない貴重な湯です。三朝が代表的ですが、玉川の岩盤浴もおすすめしますよ。

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